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  岐阜県可児市における小学校、中学校の現状と問題点



(1)小学生
 
図8にもあるように、年々スポーツ少年団への加入数は減少し、2002年度には団員数が
激減している。現在のスポーツ少年団の加入数は児童全体の20%を切っているのが現状である。しかし、毎年可児市で行われているシティマラソンや、各地域での市民運動会などの市民スポーツ大会には多くの児童が参加している。これは「スポーツ少年団には入る気はないが、楽しくスポーツをやりたい」といった児童がかなり多くいることを予想させる。また、「体を
動かしたい、いろんな遊びをしたい」という低学年の児童に対しても、スポーツ少年団の加入
条件は原則として4年生以上からとなっているので、セミナーなどは何も行っていないのが現
状である。

図8 過去5年間の可児市のスポーツ少年団の団員数

 (2)中学生
 
可児市内の中学校では、総合型地域スポーツクラブへの変化に対して、ほとんど対応して
いないというのが現状だった。それは、部活動という既存の組織がすでに確立していることが
原因だと考えられる。その一方で、生徒数の減少によって廃部となる部が出てきたり、教師の人数が少ないために部の顧問が未経験の先生だったりと、様々な問題も浮き上がっている。現在は、一部の部活動で地域指導者を起用しているが、その地域指導者の方も生徒の保護者である場合が多い。したがって、自分の子供が卒業したら指導も辞める、ということで継続
的な指導ができていない。

その他にも、市内全域を見てみると、公共の体育施設がほとんどない。よって、活動する場所は各学校のグランド、体育館というケースが非常に多く、「部活動だけでも場所が足りないのに、総合型地域スポーツクラブで活動する場所があるのか」といった問題や、「現在のスポーツ少年団や、部活動の組織でうまく活動できているのになぜわざわざ体制を変えるのか。変えることで何らかのメリットがあるのか。」といった意見にも耳を傾けなければならない。

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