第1回総合型スポーツクラブ育成推進研修会 議事録


◎全体協議

市町村での総合型地域スポーツクラブの育成定着について
−市町村はなぜ総合型地域スポーツクラブの育成をためらうのか。具体的な事例や現状を話し合い解決策を探る。−

-ディスカッション-

・それぞれの地域で総合型をどのように捉えているか
・描いていながらも、どうして実現させていくことができないのか
・問題点は?

■委員

・ 町民の理解をどうやって得るか。
・ 総合型の内容について知らない町民が多いのではないか。(明瞭でないのが現状)
・ 会員になった時のメリットを打ち出せない。
・ 早急に必要なのか疑問は感じる。

■委員

・ 自主運営を考えた時に規模が決まってしまうのではないか。
・ 黒須先生の話において現状がこうだから結果総合型が良いというのは果たしてそうなのだろうか。
・ 一般の住民の方が気軽に参加できるのが理想だが、そうではないのではないかというのが本音。日本の人口が減ったわけではなく、運動離れによってスポーツ人口が減少している。
・ 無理矢理総合型にする必要性はあるのか。現状でも十分ではないのか。
・ 体協との軋轢(金銭的なもの)が発生しそう。

■司会者

・ 総理府が調べた平成9年度のスポーツトップテンはウオーキング、軽体操、ボーリング等である。競技的なものから個人で楽しみたいというものの方に移行しつつある。
・ そういった現状と総合型にしていくことの思いが、かけ離れている感じがする。

■委員

・ 4中学校のサッカー部では、部員の少数化が問題になっている。良い選手はどんどん他の地区(高岡、富山など)のFCへ流れていくので歯止めをかけたい。(新湊にもFCを)
・ 指導者がいて、誰でも参加できるクラブを作りたいと考えている。現在運動をしていない人を無理矢理取り入れるのではなく、やっていた人、やっている人達を取り入れてまずは実施したい。やりたいけどやる場がないという人には良い傾向ではないか。
・ 問題点→地域の競技団体からの良い感触は得ているが、体育課の中での盛り上がりに欠ける。
・ 体育課の意識改革として、広域の力を借りたい。
・ 漠然としてだが、体育協会の加盟団体の方から、単一種目多世帯型を作っていき、将来的には、各競技間の行き来を自由にするようにしていけば、新湊としての総合型が成り立つのではないかと考えている。

■司会者

・ 単一種目にしていく場合と、一般の住民の為の広いスポーツクラブにしていく場合の2種の考え方がある。

■委員

・個人的な意見だが、単一種目としてバレーボール。
・総合型の準備段階として、平成9年度から3年間スポーツタウン推進事業をやってきている。
・目玉として
 1. スポーツ少年団に入る前段階の「ちびっ子スポーツ教室」(小1〜3)に6,7種目の実施。
 2.トレーニングセンター3種目を実施 
   バレーボール→国体の会場になっている(2年前に指導者有のスポーツ少年団から中学校までのクラブチームを発足。)
   サッカー→YKK(対象 小〜中学生)
   陸上→YKK(対象 小〜中学生)
・ゆくゆく総合型になれば、小さい子から大人まで全市民を対象として立ち上げたい。 
・但し、アクアフェアリーズ(バレーボールのクラブチーム)は国体が終わった後どうなるのか、という声が沢山挙がっている。運営の実状・各企業に雇用してもらっている
・後援会からの会費の徴収(2,000名)
・行政、各企業からの多額の援助  →国体が終わってから選手が残って継続するのは困難であると思われるが、作った以上は黒部のスポーツとして残したいのが本音である。総合型スポーツクラブ・単一種目として バレーボールを核として運営していきたいが、バレーボール協会との兼ね合いもあり、今後どうなっていくか。単一種目多世代型の一貫指導にしていきたい。

■委員

・他は受け入れられても、多種目で考えると、高校生・20代が魅力を感じないのではないか。
・クラブチーム、部活等の受け皿としても考えていかなければ。

■委員

・現状として、体協は郡体のための団体になっている。
・中学校部活の指導者は、ほとんど素人がやっている。競技力を高めたい場合には外部指導員が欲しい。
・福岡町のサッカークラブは、少子化とサッカーブームが去ったせいもあり、選手が揃わず、試合がほとんどできない状態。
・スポーツ少年団では、お楽しみでやる子も是非受け入れて欲しい。
・住民の意識調査をして、参考にしていくべき。


-体育協会の問題について-

■黒須先生
 
・これまではスポーツ関係者のスポーツ振興になっていたが、市民のスポーツ振興になると、色々な問題がでてくる。

■司会者

・体協は普及にはほとんど動かない状態。郡体にでるだけの事務的な動きしかないところもある。
・逆に束ねる事務局みたいなものを作るとそのまま総合型になるのか。あるいは別個に作っていかなければならないのか。

■委員

・体協は競技力の向上・選手育成のお手伝いをして欲しい。これについての了解は得られたが、場所の問題を投げかけられる。
・問題点→施設が足らない。総合型スポーツクラブの内容が住民に浸透していない。日中の指導者の確保ができない。施設利用料の徴収(ほとんど無料)。クラブマネージャーの身分の保証が必要なのかどうか。

■司会者

・一般の人がスポーツを続けて、ライフサイクルの中に取り込んで自分のものにしていくにはどうしていけばいいのか。

■委員

・総合型をやっていかないと体育協会の問題を解決していけない。
・途中で辞めてしまうような人に対しては、勧める必要性があるのか。オーガナイザー的な人が教育委員会に求められるが、滑川市に人材はいない。その辺の仕事の割り振りも問題になってくる。

■黒須先生

・これまではボランティア(名誉職)がクラブの運営に携わってきたが、名誉だけではなかなか続かない。スポーツクラブの危機といわれるドイツでは、クラブマネージャーを専従のスタッフにしていこうという動きがあり、養成カリキュラムも相当中身が濃くなってきている。日本でも、ボランティアだけで補いきれるかと言うと、疑問は多々あるが、大学院の中にクラブマネ養成コースを設け、資格制にし、将来的には地域のスポーツ振興の中核的な役割をしていく人材として育てること等検討されている。

■委員

・地域に根ざした総合型スポーツクラブは、地域の中からクラブマネージャーをひねり出していくのがベストではないか。派遣のクラブマネージャーでは本来の意味とは違ってしまう。今の段階ではなん とか地域の中から見つけて頂きたいというのが希望である。ただ、上手く誘わないと候補者が挙がらない。


-受益者負担について-

■委員

・施設利用料は登録することによって無料。得した気分になっている人もいる。

■委員

・無料のところもあれば、団体○○以上は徴収するところもある。

■委員

・全くいらないので、得にはならない。
・施設利用料は基本的には無料だが、ナイターの場合照明料が必要。今後併せて、入場料ではなく「照明協力料」として徴収することを考えている。


-総合型を取り入れるに当たって学校との関わり・兼ね合いについて-

■委員

・学校を過ぎた人、高齢の人には総合型は非常に良い。ただ、立ち上げる理由として部員の減少が理由というのは疑問である。

■黒須先生

・総合型は部活を無くすということではない。一貫的な指導ができるということ。

■司会者

・高体連・中体連・少年団のタテのつながり、別の競技団体のヨコのつながりをある程度つなげておくことによって、総合型と肩を張らず、連携付けてやることによって形が出来てくるのではないか。

■委員

・施設はほとんど利用者で一杯。問題点→既存のクラブの場所を確保することになるとクラブが追い出されることになるのではないか。住民の方の問題を解決して進めていきたい。

■委員

・施設は満杯状態。団体が多いが、1団体の員数が減少しつつある。指導者も減少。団体はメンバー揃わず、無意識のうちに活動しながら不安になってきているのではないか。


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