第10回スポーツクラブ研究会 議事録


◎講義 
 「総合型地域スポーツクラブと各種スポーツ団体との関係及び連携のあり方」
  大阪教育大学教育学部助教授 赤松 喜久 氏
  
 ・ クラブづくりの課程とクラブ運営におけるコンフリクト(対立)・マネジメント
 ・ イノベーション採用・定着課程におけるコンフリクトの意義
 ・ コンフリクトをいかにつくり、そしていかに乗り越えるか
 ・ 既存組織・団体と総合型クラブの関係をどのように構想したらいいのか


◎研究協議

○富山県体育指導委員協議会
・ 中体連が将来、総合型クラブへの連携のために日体協へ加盟するという理由は?

○大阪教育大学教育学部助教授 赤松
・ 直接の理由は聞いていない。

○富山県教育委員会スポーツ課
・ 日体協の指針の中にも総合型クラブの言葉が入っている。そこらが理由にあるのではないか。 

○県体育協会
・ 部活動の存在が危ぶまれている昨今、その辺りも理由になっているのではないか。 
・ 中体連は現在、学校単位での(大会)出場となっているが将来、クラブ単位での出場も認めるようにならなければならないであろう。

○富山県体育指導委員協議会
・(富山市の現状について説明)
・ 富山市は体育協会と体育協会推薦で選出された体育指導委員、その他に学校開放管理組織とレクリエーション協会がある。これらの連携・協力は無い。
・ 伝統がある体協は新しいものを相容れないところがある。理解していただく手立てとして国体後の役員改選にて4つ委員会の委員長を変更した。 
・ 4つの団体(体協・体指・レク協・学校開放)の中で一番勉強している体指から3名が体協の4委員会のうち3つの委員長のポストについた。

○富山県生涯スポーツ協議会
・ 県生涯スポーツ協議会は、日本では、富山県にだけあるレクリエーション団体を統括する組織である。
・ 富山市の各団体の連携・統合については、本協議会でも考慮している。 
・ 厚生労働省管轄のねんりんピックとスポレクの混同が多い。(一般住民の中に)
・ やはり一生涯のスポーツの中に、競技あり健康部分もあり、で良いのではないか。

○富山県水泳連盟
・ これまで競技団体として存続しているが、このような連携の話は今日始めてであった。水泳という分野からも各関係団体との連携は理解できた。
・ 富山市でも、ウォーターポロクラブ(水球)が国体に向けて育成されたが、これがそうであったのだろう。
・ 水泳は民間(商業)クラブが主体的な活動を行なってきたが、経営上、競技は離されている現状がある。

○大阪教育大学教育学部助教授 赤松
・ 他地域でも民間(商業)との競合が取り上げられるようになってきたが、これからは連携していくべきであろう。 

富山県高岡総合プール
・ 県営施設から1kmぐらいのところに市営プールがある。プールとしての施設特徴、地域性を鑑みながら連携のための組織化を現在行なっている。
・ 県営施設 ⇔ 市営施設 ⇔ 市行政  連携 
・ 水泳という種目から県と市のグローバルな取り組みをスタートした。今年度あと1回、来年度2回の予定で検討会を実施する。 
・ 絵に描いた餅ではなく、だれがイニシアティブを握るかも考え、市水連にお願いをしている。 ⇒ これらを今後も検討していかなければならない。
・ 理念・理想があっても人と財源が必要。鶴岡市も視察したが、なかなか難しいようである。県や市からの支援がどこまでできるかが課題であろう。

富山県ボート協会
・ 2000年国体後、競技力一辺倒から底辺の拡大の必要性、県営施設の有効活用を検討している。
・ 企業も保有から支援へ変わりそうな雰囲気はある。
・ 協会としてもこれからの事を踏まえ、クラブ化を模索し、検討会を数回開催した。来年2月に設立総会を予定している。 

○新湊高校男子新体操部監督
・ 私自身、総合型クラブの話は初めてなのだが、中体連・高体連と両者の足並みをそろえる必要性があるように考える。 
・ 連携の必要性は感じる。


◎指導助言

○大阪教育大学教育学部助教授 赤松
・ 総合型クラブが、広い意味での、生涯スポーツと捉えるムーブメントがあるということを理解していただきたい。
・ 今、時代が必要としている。 
・ 学校においても、部活が教育活動の一環とは、位置づけされないようになってくる。(H14.4月より新指導要領にて) 
・ これまでは企業等がスポーツを使っていた。これからはスポーツが企業を使う時代になっていく。


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