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第2回総合型地域スポーツクラブサミット                 −会議録
 
                            
                           平成16年2月7日(土)13:00〜16:00
                                                              富山県総合体育センター 会議室

[浜潟次長 挨拶]
クラブ間のネットワーク化から交流事業大会ができれば良いと考えている。

NPO法人について】  レクチャー:上田スポーツ専門員(広域スポーツセンター)

・公益法人のような行政委託、行政指導を受けての活動では地域に浸透しにくい。それに対して、NPO法人は理念に基づ
 いた事業を、自主的で地域のニーズに対応しながら活動しやすい。
法人格を取得するメリットは、財産を所有できる、補助金が受けやすくなる、信頼を得やすいなど多岐にわたるが、メリッ
 トを有効に得られるかどうか、地域に認められるかどうかは法人格取得後のクラブの努力次第である。
・法人格の取得で最も大切な事は、自主的な地域密着のクラブであることを地域社会や行政に対して意思表示すること
 である。また、クラブ運営者自身に対しての決意表明でもあり、そうした活動を継続する事によって行政や住民にも認識
  されるようになる。

    クラブ間の協議を進行するにあたって、荒木クラブマネジャーに司会進行をお願いした。

[協議進行 荒木クラブマネジャー の紹介]
・平成12年度に文部科学省クラブマネジャー養成講習会を修了。
・現在は日本ソフトバレー連盟理事を務める。
・昨年スポーツボランティアネットワークを立ち上げた。
荒木氏のコメント≫
・スポーツボランティアネットワークとは、プレイだけではなく、支えるスポーツとしても関わっていくためにボランティア登録
 しておき、要請があれば出向くというものである。
 “スポーツ”は、感動を共有しふれ合うためには一番分かりやすい手段である。


 
参考:スポーツボランティアネットワークの活動についての新聞記事は、こちらをご覧ください。
                                    (平成15年12月3日 朝日新聞)

【クラブ相互のネットワーク化について】  話題提供:南木専任クラブマネジャー
totoの購入について
 totoはギャンブルではなく、寄付行為である。そのような認識がないとスポーツ振興くじは根付かないのではないか。
 スポーツ関係者がまず協力をすることが必要である。

・育成状況について
 今年度3月までに新たに9市町で総合型クラブが設立される。
 文部科学省は全市町村への総合型クラブ設立の達成目標を2010年としているが、富山県では2007、8年には全市
 町村にクラブが設立されるであろう。(クラブ数としては)
 広域SCの機能としては、県内クラブ育成の第2ステップとなる、すでに設立された総合型クラブの継続的運営を視野に
 入れた支援が必要である。

継続的運営のためには、ヒト、モノ、カネ、ネタ(情報)を効果的にマネジメントしていくことが重要。
  情報を共有し、相互に活用していくことがネットワーク化の目的のひとつである。
  クラブを設立した時の、本来の目的に基づいた事業がなされているかを再確認することが必要である。そのために、現状を
 評価することが大切。

プロダクト ライフサイクル(導入期→成長期→成熟期→衰退期・・・
 現在どの段階にクラブがあるのかを見極め、今何をすべきか客観的にみることが大切である。
 また、成熟期に刺激を与えることがクラブの更なる発展につながる。
マネジメントサイクルの導入(PLAN→DO→SEE→PLAN・・・)
 これまではあまりなされていなかった“評価”を重視して次の事業展開につなげる。

情報の共同発信(マスメディアの活用)
 ケーブルテレビを有効に活用して、CM等によるクラブプログラムの紹介。

・プログラムについて
 どのように事業を展開したのか、運営ノウハウを共有すればそれぞれのクラブで活用できる。
 例としては、育児ママのための託児システム付スポーツ教室、部活引退後の中学校3年生のための野球教室などに
 ついて。
NPO法人化はひとつの手段でしかないにもかかわらず、中にはNPO法人の維持・存続がメイン(目的)になっているクラブ
 も県外ではみられる。

共催交流事業について
 交流大会を実施する事によりクラブ自身が注目されるであろう。そのときに理念を明確に示す事によって相乗効果が期待
 できるのではないか。
 クラブ内部への評価のためにも事業実施の目的は明確にし、資源(ヒト、モノ、カネ、ネタ)を有効に活用して事業展開
 する。

荒木≫ 
・ クラブ間をネットワーク化すれば交流事業が生まれる。ネットワーク化のメリットとは何か。
・ 協議を開始する前に、サミットに関して私が思っている事を2つ挙げたいと思う。
@ 今回のサミットは健康スポーツ財団が主催であるが、本来はクラブ同士が対等な立場で主催
すべきなのではないか。
A 私のようなオブザーバーが司会進行するのは不自然だが、自主的に活動するという面では現在の
クラブで欠けている
   部分であり、クラブに対して自主的な活動の必要性を促すといった意味で理解している。
・ クラブマネジャーの立場だけではオブザーバーとしての参加しかできないため、意見交換の場に入ることができない。
・ 現段階ではクラブマネジャーはクラブとつながっていないというジレンマがあるので、クラブマネジャーの集団もネットワーク
  の中に入れてもらえれば良いと思う。
・ きっかけづくりとしても情報交換の場が欲しい。
ネットワークづくりについての各クラブの思いをまとめるのが本日の私の役割であると考えている。

[協 議]
【おやべスポーツクラブ】
・ふくのSCの事務局員の方と偶然知り合い、クラブの運営等について話を聞くことができた。また、石川県宇ノ気町の
 クラブレッツとも交流があった。どんなに運営が安定しているようなクラブでも共通の苦労や課題があるという事が聞けた
 ので安心した。
 これからは飲みながらでも、クラブ共通の悩みを気軽に話し合える場をつくる事ができれば良いと思う。

【NPO法人 ふくのスポーツクラブ】
・南砺市について(11月に合併を控えている。)
 現在は福野町(ふくのSC)、井波町(アイウェーブ)、福光町(福光SC)、福岡町(遊・Uクラブ)の4つのクラブがあるので、
 合併を目前にして4クラブ交流も考えている。しかし、クラブ同士が合併をするという考えはない。
 
町からの委託業務 合併によって事業はスリム化するかもしれないが、活動は維持したい。
 南砺総合高校と地域のSCとの連携が大切であるという認識から一度話をする機会を持った。
 クラブの方向性がバラバラだと、地域のスポーツ振興に統一性がないため新市に対しても説得力がない。クラブ間で力を
 合わせることが大切である。
 
合併すれば、部活動の形態が様変わりするであろう。また、運営が成り立たないクラブも出てくるかもしれない。
 しかし、スポーツをやりたい子をフォローしなければいけない。
 今行わなければクラブと学校が離れてしまう。
荒木≫
市町村合併については、合併後のことを見据えて考える必要がある。
今の形態では総合型クラブの継続に対して
危機感がある。 発展していくにはネットワーク化が効果的なのではないか。
富山県東部の動きについてはどうか?

【大町スポーツクラブ】
魚津市は合併に関する話はありません。
荒木≫
他のクラブとの連携、情報づくりについての意見は?

【大町スポーツクラブ】
自分たちのクラブのことで手一杯な状況です。
荒木≫
他の意見は?

【大町スポーツクラブ】
単独で管理受託できれば良いと思う。

【スクエア富山】
・クラブ内で部活動を受け入れる体制をつくりたい。そのためにもクラブの活動内容について皆さんに知っていただく必要
 がある。
荒木≫
すでに施設を拠点にしているクラブに関しては、ネットワーク化することに必要性を感じているか?

【パレススポーツクラブ】
ネットワーク化には必要性を感じている。
・多くの子どもがスポーツに親しめるようフェスティバル・発表会を年に2回行っている。
・交通のアクセスが良いため、パレスSCは県外の方からの受講もある。
・施設拠点型なので、施設を有効に利用していただきたい。
・ホームページやケーブルテレビなどのマスコミでPR
いろんな活動が可能。
・他にはない種目でもニーズがあれば直接情報として流す(常に情報が流れるように)

【SEIBUスポーツクラブ】
・西部体育センターと南砺市の関係については、今のところ考えていない。
・県営施設ということで共通しているパレスSCとの情報交換を行っている。
・ネットワーク化としては、各担当者同士が知り合いになって、聞きたい時に何でも聞けるような体制ができれば良いと
 思う。

荒木≫
ネットワーク化についての意見は?

【NPO法人 富山スイミングクラブ】
・富山SCはプールが主なので他のクラブとは環境が違うが、クラブの運営的には共通すると思うのでネットワーク化は
 必要だと考えている。
・こちらからも情報を積極的に流していきたい。
荒木≫
クラブのネットワーク化は必要ないという考えのクラブはあるか?

【大町スポーツクラブ】
・当初から組織があったところでクラブを育成した。
・クラブのつくり方は違っていても、動いていく方向は同じであると思う。これまでのノウハウを提供し合い、クラブ連携・活動
 が広がっていけば良いと思う。
荒木≫
ネットワーク化については全クラブの賛同をいただいた。
後半はクラブネットワーク化の具体論について話し合いたい。
休憩に入るが、クラブ同士の名刺交換で顔合わせを行って欲しい。

前半修了−
休憩(コーヒータイム)
−後半開始−
荒木≫
ネットワークをどうやって立ち上げていくか具体論に入るが、何か提案はあるか?
企画を担当する者やお金、事務等の問題があるが、事務的な段取りについては誰(どこ)が担当するのか。事務的な事に
関してはしばらくは広域SCがやるべきかなのか。
ネットワークの体制としてこうあるべき、こうすれば良いという提案はあるか?
クラブにレベルの差があってもネットワークについてはレベルの差はない、同じである。

【SCよこよこ】
・クラブ間の情報交換については大賛成である。
・主導権は広域SCにあると思う。
・クラブが立ち上がって親睦会等を企画・実施すべきだと思うが、どこが飲み会の企画をして誰が企画するのか?

【井波文化スポーツクラブ アイウェーブ】
 ・今ボーイスカウトの活動にも携わっていて思うのだが、ボーイスカウトとクラブは組織の仕組みという面では似ているよう
 に思う。

 国→県→地域というような組織の流れの中では運営・財政面から自由に活動する事ができない。
 総合型クラブは地域密着での活動を目的としているが、情報等で規模が大きくなりグローバル化すると地域密着の本来
 の活動がおろそかになるのではないかと危惧している。

【NPO法人 ふくのスポーツクラブ】
・南砺市の動きとしてはクラブの規模を大きくするというのではなく、現在の4つのクラブが共同してお互いに高め合ってい
 ける体制を作っていけたら、と思っている。

【スクエア富山】
・現在はサッカーだけでなく、山登りなども企画している。
・具体的に考えると必ず心配事は出てくるものである。
荒木≫
グローバル化に警戒心がある。
ネットワーク化するにあたって、
 @クラブ間で共通理解すること
 Aお互いのクラブを認め合うこと (強制的なものになってしまってはいけない。)
の2つが大切である。

登録制度はダメである(マイナス方向である)。誰にでも門戸を開いていつでも利用しやすいものでないといけない。
フランチャイズも入れて欲しい。勉強になるし、役に立てると思う。
ネットワーク化の進め方についてはどうか?

【アクアス万葉】
・県や市の施設で運営しているが、指導者が少ないといった課題がある。
・これまでとてもレベルの高い話をしているが、なかなか耳に入りづらい。まず皆さんのレベルに近づくにはどうすれば
 良いか方法等を知りたい。
ネットワーク化については期待している。

【上市総合スポーツクラブ さんさん】
・これまでの話は、とてもレベルが高いと思いながら聞いている。
・まずは先進的なクラブの方々で仕組みを作ってもらった方が良いのではないかと思う。
荒木≫
具体的なものについてはどうか?

【パレススポーツクラブ】
・みんなで意思を共有した上で、それぞれのクラブがやるべき事である。
・良い情報をストックしていきたいと思う。
・このような不景気な状況下ではゆとりがない。
・交流事業では義務感が先に出てしまい、形だけで何も残らないようなものになる可能性がある。
・クラブといってもいろいろあり、そのレベルは千差万別である。お互いに悩みながら意見・課題を出し合い、活動運営
 の支援や、時には刺激を与えるような場づくりが必要である。
・会長や事務員等のレベル別の会合を持ってはどうか。気軽で本音の交流の場を持つ事によって得るものがあると思う。
荒木≫
広域スポーツセンターとして何か具体的な提案はあるか?

【広域スポーツセンター 上田スポーツ専門員】
・広域SCがやってくれるだろうというものではいけない。みなさんがどんな立場であれ主体的な活動を期待している。
・まだ始まったばかりのクラブで手伝いは出来なくとも、卑下する事はない。まずは参加することが第一である。
・組織やネットワークといった固く、かしこまったものでなくても良いのではないか。
 例えば、方法の一つとして各クラブの年間プログラムを数冊広域SCへ送付してもらい、広域SCが他クラブへ配布すると
 いったような・・・その程度のものから始めても良いのではないか。
まずは似通っているクラブや近隣のクラブとの交流を、一年に数回、偶然ではなく作る。(ローカルエリアネットワーク)
荒木≫
今すぐに出来るわけではない。
南砺市をモデルにして・・・モデルからの情報提供。
今できる事から始める。しばらくは広域SCで事務をして話を進めながらどんどん良いものにしていきたい。しかし、広域SC
を通してではなく、クラブ同士の横のフラットなつながりで連携をしていく。その流れのなかで共催事業が出てくるかもしれ
ない。

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