Q&A  平成16年7月11日()  15:10〜16:40
      講義V
「クラブのつくり方」
      南木 恵一 氏(富山県広域スポーツセンター)

Q1. クラブ員が運営に携わっていただけるようにする良い方法はありますか?一般の方はなかなか参画まではしてもらえない現状があります。
A1.クラブ員が運営に携わってもらえるまでには時間を掛けないといけないと思います。総合型地域スポーツクラブは、これまでに無かったシステムですから。総合型クラブが会員(地域住民)自ら創り上げていくもの(システム)であることを時間を掛けて理解してもらう手法をとりましょう。具体的にはクラブの広報誌や市町村の官報等を活用し、地域住民が運営委員として活躍している様子(活き生きとクラブ運営を楽しんでいる様子など)をお知らせしたり、クラブが開催するイベントでそのことをお知らせしたりしてみましょう。また、指導者として参画を求めたり、具体的に参画してもらう内容を知ってもらう(事業内容について意見を求めたり、・・・)事に務めましょう。

Q2. 高等学校で運動部への加入が減るのは、本当に中学校の顧問の指導の原因だけなのでしょうか。数字だけのデータでそこまで言い切れるのでしょうか。
A2.中学校の指導だけが原因ではないと思います。ただ、運動部を選んでいないことには注目していただければと思います。

− 高体連アンケート調査より −

部活動ではなくクラブを選んだ理由

 

部活動に加入しない理由

   ・以前に燃え尽きてしまった
クラブのほうが楽しい
十分な施設がない
部活動にその種目がない
専門の指導者がいない
部活動は厳しいだけだから
上下関係があまりにも厳しい
休みが取れない
内申書に反映する

運動部男子
1 入りたい部活がない
2 やりたいことがある
3 気力がない
4 部活に魅力を感じない
5 学習活動に専念

運動部女子
1 入りたい部活がない
2 気力がない
3 やりたいことがある
4 体力的に不適
5 部活での人間関係が煩  わしい

 

同じ部活動を選ばなかった理由

運動部男子
1 新しい部がしたい
2 中学校の部がない
3 やる気がない
4 勉強する時間がない
5 レギュラーになれない

運動部女子
1 新しい部がしたい
2 練習が厳しい
3 やる気がない
4 中学校の部がない
5 レギュラーになれない

Q3.広域スポーツセンター内でtotoを販売すべきではないでしょうか。(しても良いのでは)
A3.totoの販売店については「スポーツ振興投票委託金融機関選定基準」という規定があり、「全国的に相当数となる」等の決まりごとがあります。広域スポーツセンター事業を展開しております、富山県総合体育センターはその規定に合致しません。今後、規定等が改定されれば可能性はあるかもしれません。
以下はtotoの販売を管轄しております、独立行政法人
日本スポーツ振興センターのホームページにてインターネット販売に対するQ&Aです。

今後、totoをインターネット上で販売する計画はありますか。
スポーツ振興くじの販売は対面で行いますので、インターネットでは「予約」はできますが「販売」は予定していません。なお、インターネットの活用は、今後とも積極的に検討していきたいと考えております。

Q4.児童生徒の体力低下を防ぐために、今ある授業の中で体育の授業を増やしてはいけないのか。
A4.限りなく不可能に近いと思います。

Q5.同一地域に複数のクラブがあって良いのか。(同一地域には一つのクラブのみ?)
A5.あっても良いと思います。同一地域内に趣向の違ったクラブがあっても良いのではないでしょうか。ただ、事業内容等がブッキングして地域住民の取り合いになるようでは望ましいクラブづくりとは言えないと思います。地域の範囲を考える場合、「クラブづくりの4つのドア」等では中学校区程度と、富山県では自転車で通える範囲を活動地域として判断いただいています。(例外も十分にあります。)

Q6.合意形成を行っていく上で、その合意が各人、各団体からの多様な意見について真剣な協議によって成り立っていればベスト。そこが予定調和的にあらかじめ仕掛けたレールにどのようにのせていくかという形での合意形成では、クラブの持ちうる多様性をはじめから消してしまうことになりかねないのではないか。
A6.予定調和的に、ある程度仕掛けることは必要ではないかと思います。ただ、この前段階でも十二分に議論を重ねた結果であればと判断します。また、クラブの持ちうる多様性を導き出す手法を積極的に取り入れることも必要ではないでしょうか。グループワーク(KJ法やディベートなど)や会員ニーズの掘り起こし等を行い、合意形成を行っていくことをお勧めします。

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