平成16年度富山県総合型地域スポーツクラブマネジャー養成講習会(第2日)

 平成16年度富山県総合型地域スポーツクラブマネジャー養成講習会の第2日が7月24日(土)、富山県総合体育センターにて行われました。

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 講義Tは筑波大学大学院 助教授 菊幸一氏が「生涯スポーツ論」として、スポーツは体力的なものとして考えてしまいがちであるがそうではなく、生涯スポーツとは遊び心を十分にもっているものである。また「教育」と「学習」の違いを説明され、生涯学習社会における生涯スポーツとは自らがすすんでスポーツを行い、学び、汗を流すことを楽しむことであると話されました。そして遊び心をいかに出して経済を動かしていくか、新しいライフスタイル創造の拠点として「地域」と「学校」との関わりを考えていかなくてはならないと伝えられました。

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 講義Uは引き続き菊 幸一氏が「地域におけるスポーツ行政」とし、地域における行政の原理・原則、組織と特徴等を説明されました。まずスポーツが「行政」の対象となる理由について、法的根拠のない「税金」の投入はありえないことから、行政は地域スポーツ振興のための事業体系に条件整備事業(APCIAエリアPプログラムCクラブIインフォメーションの4つの事業を行っている。さらにスポーツ行政が「地域」を対象とするのは、都市化・産業化が進んでいることや、地域が生活文化の拠点であることなどを話されました。これからは、「生活を楽しむ文化」としてのスポーツであり、モノ(ハード)からコト(ソフト)へとなるよう期待を込められました。
                                       【質問】

筑波大学大学院
菊助教授

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 講義Vは保科武彦氏が「ホスピタリティ・マネジメント」として、総合型地域スポーツクラブにおけるホスピタリティマネジメント(もてなし、歓待)の必要性をお話しいただきました。「基本的な品質(ハード)」と「絆を深める品質(ソフト)」があり、単に運動するだけ(基本的品質の提供)ではなく「満足感」を感じてもらうこと(絆を深める品質の提供)が大事ではないか。上から会員さんを見ているピラミッド型の組織ではなく、常に下から会員を支える逆ピラミッド型の組織を目指すべきであるとお話いただきました。

保科武彦氏

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  講義Wは富山県広域スポーツセンター 南木恵一氏が「地域スポーツの現状分析(育成評価表の活用)」として、現在のスポーツ参加に対する意識や実施状況を説明し、自分たちの地域やクラブではどうであるのか現状分析をすることが大事であると伝えました。対象地域の現状調査、住民意識調査、育成評価などデータとして出すことで、自分たちの地域やクラブの強み、弱みが把握できます。設立準備委員会・運営委員会などの共通理解の材料、クラブの将来への計画として必要ではないかと考えられます。
 最後に13項目の要因別に区分された『総合型地域スポーツクラブ育成チェック表』を各自で記入し、地域・クラブのことをどのくらい把握・意識しているのかを評価し、今後の対応を見出してみました。

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