平成16年度富山県総合型地域スポーツクラブマネジャー養成講習会(第7日)

 平成16年度富山県総合型地域スポーツクラブマネジャー養成講習会の第7日が10月17日(日)、富山県総合体育センターにて行われました。

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 講義Tは、(株)三菱総合研究所 仲伏達也氏が「クラブ育成における効果的な広報と宣伝」と題して、 総合型クラブにおける広報・宣伝とは何であるか、またその方法にはどういったものがあるかを講義されました。まず「広報・宣伝は何のために行うのかを考え る」「クラブ会員になってくれる人を増やす」「クラブの 事業内容について知っている人を増やす」「クラブで仕事をしてくれる人を増やす」等、多くの目的が存在する。これらの様々な目的は 「上位の目的」と「上位の目的を達成するための2次的目的」に整理しながら行ってほしいと話されました。また、伝えられる情報の内容、情報を伝える対象者、使えるリソース (予算・人員)等、決められた条件の中で行わなければならないと指摘されました。広報・宣伝 はクラブの会員や利用者の増減の要因の一部に過ぎず、全てではないとも強調されました。

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(株)三菱総合研究所
仲伏 達也 氏

講義Uは引き続き、仲伏達也氏が「情報ネットワークの活用」について講義されました。情報ネットワークとは、クラブの活動や クラブ職員の業務を効率的・効果的に実施するための支援ツールであると話されました。クラブの 業務には内部業務と会員・利用者とのコミュニケーション・外部リソースとの連携があり、内部事業における活用としてはスタッフ間の連絡、調整、スケジュール管理等の活用が非常に有効である。また、クラブ会員・利用者とのコミュニケーションにおいては、施設予約などの利用状況の管理、広報・宣伝に情報システムの活用が必須である。外部リソースとの連携においてもホームページのリンクや電子メールへの広告掲載等、相互の情報を提供することによりメリットがあると伝えられました。

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 講義Vは、徳島大学総合科学部 長積仁氏が「学校5日制と総合型クラブとの関係」について講義されました。学校部活動と地域クラブの立場から、学校側は部員不足や部活動離れ、地域側は姿を消すクラブ、依存的態度等の問題点を抱えており、隙間から人がこぼれ落ちていくスポーツ振興システムだと話されました。そこで、人とスポーツとの結びつきを強めるよう『する・みる・支える・創る』など多面的なスポーツとのかかわりを全国のスポーツクラブの事例を紹介しながら話されました。地域が子どもたちの第三の居場所となるような、子どもたちの目線に立ったニーズへの対応が必要であり、彼らにもスポーツの“享受者”から“行為者”へと変革させる仕掛けが青少年の成長を促すと伝えられました。



徳島大学 総合科学部
長積 仁 氏

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 講義Wは引き続き、長積仁氏が「健康づくり事業とのリンク」について講義されました。近年の少子高齢化時代の健康づくりは個人レベルだけでなく国家レベルの課題である。そこで、運動することは楽しいという考えとともに生活習慣を見直す機会となると話され、健康づくり・スポーツ振興事業による経済効果を伝えられました。また、社会づくりに連動するクラブ育成という一面も説明され、まちづくりが様々なところ(地域への愛着心、資源の有効活用、楽しみの多様化、健康増進、世代間交流など)に関わり便益があると話されました。クラブづくりを通して、健康づくり事業に取り組む意味が重要と強調されました。



講義の様子

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