記者ノート /地域に根差すスポーツ (社会部 小川 剛)

平成13年10月29日(月):北日本新聞

宮城県で行われた国体を夏季、秋季と続けて取材した。とやま国体が終わって練習環境なども変わった中で、ホッケーやボートなど地域に密着した活動を続けている競技で成果が見られ、印象に残った。

 企業チームに所属していたホッケー青年男子のある選手は、昨年末の休部を受け、当時は強いショックを受けたという。しかし、今回の国体では小矢部のクラブチームの一員として活躍。地元に競技が根付いていたからこそ、受け皿となった。

 多くの競技で企業の撤退が相次ぎ、学校の運動部活動に参加する子どもも減っている中、スポーツ振興で地域が果たす役割は増している。とやま国体後の県は、総合型地域スポーツクラブ設立を推進しており、一人ひとりがスポーツを楽しむことからの活性化が強く求められている。

 週末になると新聞社にも県内で行われたスポーツ記録が多く届き、住民のスポーツへの高い関心をあらためて感じる。トップ選手の戦いだけでなく、各地域を舞台にしたスポーツの姿にも注目していきたい。

 

 

 

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