記者ノート /魚とハンドボールの街 (高岡支局 赤壁逸朗)

平成13年11月4日(日):北日本新聞

 氷見市ハンドボール協会は、地元チームの活躍をレポートする広報紙を定期的に発行している。単色刷りで手作りの匂いがするこのミニコミ紙に大きく記された題字「魚とハンドボールの街氷見」が気に入っている。地域と競技の発展を願う温かな気持ちが伝わってくる。

 協会や市は、とやま国体で得した財産を生かすために今春、全国高校選抜大会を誘致した。選手たちは市内の民宿に宿泊した。新鮮な魚など地域をPRするにも絶好の機会。会場の柱に巻き付けた大漁旗に、もてなしの心がこもっていた。

 先週には県外から小学生チームを招いた「ちびっこハンドボールフェスティバル」を初めて開いた。メジャー競技に比べて小学生の大会は数少ない。継続し、大きく育てていくという。企業運動部の休部などスポーツを取り巻く環境は厳しいが、地道な活動が続く。

 「ハンドボールのおかげで、喜んだり、怒ったり、泣いたりできる。私たちは一瞬の担い手に過ぎないが、競技はいつまでも続く。頑張ろう」

 市体協専務理事・金原至さんの言葉だ。

 

 

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