福野町 「スポーツの町」として脚光を /健康づくりにも大きく貢献!

平成13年10月31日(水):北日本新聞

 福野町の「ふくのスポーツクラブ」は、これからの地域スポーツクラブのあり方を示すものとして、全国的に脚光を浴び、今年春から現在まで町外から約60団体、3,200人以上が視察に訪れている。

 同クラブは、平成8年から3年間、文部省の総合型地域スポーツクラブ育成モデル事業を受けたあと、平成10年11月に正式に発足した。

 発足時の会員数は約1,400名、それが今では3,150名以上に増え、町の人口約14,700人の約20%、実に町民の5人に1人がクラブに加入していることになる。

 会員の年齢層も3歳から80歳までと幅が広く、スポーツに親しむことで、いろんな好影響が生まれているが、その1つが健康づくりへの貢献だ。

 福野町の国民健康保険加入者の中で、平成8年4月から平成11年9月までの42ヶ月間に、1回以上受療した者が治療に要した総医療費の平均値をみると、同クラブ加入者は約64万3,800円であるのに対して、非加入者は91万3,200円もかかっており、あらためて健康づくりにおけるスポーツの役割が注目されている。

 総合型地域スポーツクラブとして成功している理由として、住民のニーズに応える多彩なプログラムを提供していることがあげられる。今年は、教室、セミナーを合わせて39のプログラムが組まれ、競技の強弱、年齢の高低をとわず、生涯を通じて継続的にスポーツができるようになっている。それに、自分のやりたい種目をいくつも選んで楽しめるのも人気の秘密のようだ。

 また、住民に「体力・スポーツに関する意識調査」を行うなど、ニーズを把握して教室やセミナーを企画している点も見逃せない。

 住民主体によるスポーツクラブとして、さらに地域社会に寄与していくために、平成14年にNPO法人(特定非営利活動法人)の取得を目指している。そして、社会的にも認められた団体として、地域スポーツの振興と健康づくりの輪を広げていこうとしている。 

 

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