けさの人 /県体育協会専務理事になった 米田喜實雄さん

平成14年7月2日(火):北日本新聞

 「とやま国体で優れた選手や指導者が育ったし、いい施設もできた。これらを受け継ぎ、さらに発展させねば」。柔和な顔つきだが、まなざしには真剣さがにじむ。

 2002年国体局長、健康スポーツ財団専務理事を経て先月19日に就任した。昨年は県の強化指定種目となった駅伝と高校野球の強化に携わり、選手らに医科学的トレーニングを実施。基本的なトレーニングや食事まで、医科学的な見地から指導した。駅伝は全国大会で上位に食い込み、高校野球も春の選抜大会で新湊が初戦を突破を果たすなど、一定の成果を残した。

 「県全体を考えると、これでいいとは思わない。競技選手だけでなく、一般県民も含めた幅広いスポーツ振興を考える時期にきたのではないか」と問題を投げかける。

 企業の廃部や休部が相次ぎ、少子化で競技人口が減るなど、スポーツをとりまく環境は必ずしも良いとはいえない中、幅広い年代が競技を楽しむ「総合型地域スポーツクラブ」が注目され始めた。「クラブの重要性は今後、さらに増す。県体協も何らかの形でかかわり、地域スポーツを振興させたい」と話す。

 趣味はゴルフ。以前は休日によくラウンドしたが「仕事が変わったばかりで勉強することが山ほどある。等分やる暇はないかも」。妻、娘2人の4人暮らし。富山市藤の木台。60歳

 

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