【談論 自由席】 福光スポーツクラブ・クラブマネジャー 榊 祐人氏
   運動は「健康」「楽しみ」両立で

                                                平成16年 3月 12日(金): 北日本新聞

「プール」「フィットネススタジオ」「マシーンジム」。スポーツというとこの3つを連想される方が多いことでしょう。しかし、ほとんどの「総合型地域スポーツクラブ」にはありません。会員制フィットネスクラブとは違い、安価な会費で、地域の拠点施設を使用し、地域のコミュニティーを形成することを目的とし、文部科学省が中学校区ごとの設立を目指しているのが「総合型地域スポーツクラブ」です。

県内では、既に21のスポーツクラブが設立されています。さらに8つのクラブが設立総会を行うことが決まっています。全国的にみても富山県が最も進んでいるといわれています。

福光スポーツクラブでは多目的・多世代型スポーツスクールの開講と、ジュニアの一貫指導体制の確立を基本理念に活動を展開してきました。現在はtotoの助成金を活用し運営していますが、4年後には助成金もなくなり、自主運営を余儀なくされます。そのためにも会員を増やし、NPO法人(特定非営利活動法人)格を取得することを当面の課題と考えています。

先日、ある講習会において、欧米人のスポーツに対する動機は「楽しみ」であり、日本人のそれは「健康」であると聞かされました。この言葉には、少なからずショックを受けました。スポーツクラブの運営に携わっている人間として、目からうろこが落ちたように感じました。健康のためにスポーツをすることは間違いではないと思いますが、やはり「楽しみ」を提供できないクラブでは会員が増えるわけがないと実感させられました。

今後は「健康」と「楽しみ」を両立できるようなメニューづくりと運営に努め、地域のコミュニティー形成に寄与していきたいと考えています。(福光町縄蔵)

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