生涯スポーツ社会実現を    
                
【平成16年 1月 16日(金): 北日本新聞 談論 自由席 】

県教委スポーツ課生涯スポーツ係長
   伊東 与二  アテネ五輪の野球「長嶋ジャパン」が金メダルを獲得する「初夢」を見た。元日からサッカーやラグビー、駅伝などトップアスリートの体力の限界に挑戦する姿が人々に夢と感動を与えている。昨年は大リーグの松井やイチロー、セリエAの柳沢などの活躍により世界のスポーツがより身近に感じられた。五輪イヤーの今年はスポーツから目が離せない。

 振り返ると、県民の熱い期待に応えて男女総合優勝を果たした「2000年とやま国体」もまた大きな感動と勇気を与えてくれた。国体を契機に県内の各種スポーツ施設の整備が進むなど、スポーツ環境は著しく向上した。

 スポーツは年齢や性別を問わず多くの人々に親しまれており、体力の向上や健康の保持増進はもとより、青少年の人格形成に果たす役割も大きい。

 その意味から、誰もが豊かなスポーツライフを送ることができる「生涯スポーツ社会」の実現が望まれている。その実現に向けて、現在、各市町村では「総合型地域スポーツクラブ」の育成に取り組んでいる。

 これは地域において、子どもから高齢者までの誰もが、体力や年齢、目的に応じて、いつでも、身近な施設で、気軽に参加できる、地域住民が主体的に運営するスポーツクラブのことである。

 いつの時代にも節目や転換期がある。市町村合併による地域再編の動きが加速しているが、枠組みが変わろうとも、「生涯スポーツ社会」実現に向けて努力していきたい。
                                              (高岡市 戸出町)

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