NOMOクラブ始動/加盟申請 都市対抗予選出場へ

                                                平成16年 2月 6日(金): 毎日新聞

 米大リーグ・ドジャースの野茂英雄投手(35)が設立した「NOMOベースボールクラブ」(清水信英監督)が5日、日本野球連盟大阪府野球連盟に加盟申請した。3月12日の府連盟理事会で承認の予定で、同22日からの府春季大会に続き、4月から始まる都市対抗野球大阪・和歌山1次予選に挑む。

 クラブは、休廃部する企業チームが相次ぐなか、かつて新日鉄堺(94年休部)でプレーした野茂が「野球を続けたい選手に、その場所を提供したい」と昨年3月に設立。随時行っているテストを経て、元日本ハムの沼田浩投手(30)ら25人の選手が入団した。コーチには元オリックスの佐野慈紀氏(35)も登録された。

 練習は新日鉄堺グラウンド(大阪府堺市)で、土日以外はほぼ毎日、午後5時から午前0時ごろまで行っている。当然、仕事との両立だ。だが、休部したローソンから来た選手をはじめ、社会人チームで芽が出なかったり、高校・大学卒業後、行き場がなくなった選手たちは、再び野球を続けられる場を喜びで疲れを知らない。

 米独立リーグを経験した後、1年間のブランクを経て大工の修行をしながら参加する最年長の沼田は言う。「クラブとの出会いが、一度は断ち切ったはずの夢を再びつなぎ合わせてくれた」

 実践から離れていたメンバーには不安もある。注目される分、重圧も大きい。だが、「夢をあきらめるな」という野茂の言葉が、都市対抗出場を目指す選手の背中を後押ししている。

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