NOMOベースボールクラブ監督 清水信英さん
           実戦経験を重ね、大舞台で勝てるチームに

                                                平成16年 2月 7日(土): 毎日新聞

 上米大リーグ・ドジャースの野茂英雄投手(35)が主宰するベースボールクラブを率い、3月下旬、初の公式戦に臨む。

 「野球をしたくても出来ない若者がたくさんいる。そんな若者に野球をする「場」を提供したいと言う野茂の情熱に打たれ、監督を引き受けました。一昨年末のことでした。初めて取り組む仕事も多く、戸惑いの連続です。昨年3月からは1日の休みもありません」。メガネの奥の優しい目が細くなり、充実した日々を楽しんでいるように見える。

 高校3年の時、夏の甲子園出場をかけた大阪大会決勝で岡田彰布選手(現阪神監督)を中心にした北陽を破り、エース5番打者として大舞台を経験した。社会人野球・新日鉄堺(94年に休部)では一時、内野手を務めたほかは主に投手として17年間、第一線で活躍した。

 社会人1年目の野茂投手は先発の役目が果たせず、悔し涙を流していた。「マウンドでは一喜一憂するな」「どんな試合でも最善を尽くせ」。投手としての心構えを語り、自らの体験を話して聞かせた。

 「厳しかったけれど、社会や野球のイロハを教えてくれた人」。野茂投手は今も全幅の信頼を寄せる。

 「運営、強化をぜひ成功させ、後に続くチームのモデルになれたらと思っています。僕は高所恐怖症で飛行機に乗るのもイヤ。早く地に足がついたチームにしたい」。ユーモリストでもある。

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