とやまスポーツ回顧録2004 ボート 
           山本辰則(大沢野工2年)国体V 神通SCの活性化が課題

                                                   平成16年11月26日(金):北日本新聞

 本県ボート競技の発展に大きく貢献された村本久男氏(神通スポーツクラブ理事長、元インテックボート部総監督)が埼玉国体中、勤務先で急逝された。48歳だった。この訃報に県選手団は悲痛な心境の中にも、故人に少しでも報いようと一丸となって戦った。結果は出場9種目中6種目で入賞。特に少年勢は山本辰則(大沢野工高2年)の優勝をはじめ、出場4種目すべて入賞を果たした。しかし、競技別天皇杯では6位と、昨年の優勝から大きく順位を落とした。

 国体に至るまでは例年通り、ジュニアからシニアまで一貫した指導を心掛けてきた。中学では楡原が各種大会で入賞し、大沢野の活動も軌道に乗り始めている。だが、少ない部員数や指導者不足という課題は残る。

 高校は全国高校総体で八尾、大沢野がともに入賞ゼロに終わったが、国体ではその雪辱を果たした。本年度の選手は1,2年生が多く来年度のステップアップを見込んでいる。ただし、中学と同様、部員数の減少傾向は否定できない現状にあることを忘れてはならない。

 シニアは今後に多くの課題を残した。成年男子は富山国際大を核として強化を図っているが、新入部員の減少で将来に影を落としている。成年女子はさらに深刻である。県内に在住する選手が不足する中、県外の大学生が帰県できる見通しが立たず、苦戦を強いられている。

 神通スポーツクラブはボート教室などさまざまなイベントを企画しているが、顔ぶれも固定的で新規の参加者も少ない。今後は強化体制もさることながら、全県的な広報活動を幅広く展開し、それぞれのライフステージに応じた受け入れ体制を整えることが急務である。

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