八ケ岳にスケート学校 NPO発足 園児から一貫指導

                                                     平成16年10月27日(水):読売新聞

 スケート競技の活性化を目的に、山梨県から長野県にかけての八ケ岳山ろくで、非営利組織(NPO)法人で運営するスケートの総合クラブ「M8スポーツクラブ」が来年にもスタートする。幼稚園から大学生までの一貫を生かし、2010年のバンクーバー冬季五輪に、選手を送り込む構想だ。国内でスケートの総合クラブ発足は異例。

 日本スケート連盟によると、国内のスケート人口減少は深刻で、今年度の登録競技者(6月末時点集計)は1999年度より1166人も減少している。特にショートトラックは、小学生時代からのエリート教育、育成システムを採用する韓国、中国に差を付けられている。このため、山梨学院大法学部の上條醇教授らが中心となって、スケートクラブを発足させることになった。

 クラブの拠点となるは、甲府市の小瀬スポーツ公園と長野県野辺山の帝産スケートリンク。名称は八ケ岳の「8つのMOUNTAIN」からとった。山梨学院大を母体に、周辺から参加する各年代の少年少女に、ショートトラック、フィギュアスケートなどを指導する。会員は100人程度でスタートし、会費と地元企業からの寄付金で運営する計画で、今月、山梨県にNPO法人の登録を済ませた。

 クラブの理事長に就任した上條教授は「優秀な選手への奨学金制度や、将来の海外遠征のための英語教育なども取り入れたい。スケートに限らず様々なスポーツも手がけたい」と話している。

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