とやまスポーツ回顧2005 ボート
                                                    平成17年11月30日(水)北日本新聞

国体やインターハイなど各種大会で熱戦を繰り広げ、県選手は2005年も県民を沸かせた。年末年始の全国大会を除き、ことし予定されていた大会もほぼ終了。県内各競技団体が、1年間の県選手の活躍を振り返る。

大沢野工高 全国選抜V

 3月の全国高校選抜大会において大沢野工男子ダブルスカル優勝するなど、本県ボート界は幸先良いスタートを切った。アジア発となる日本開催の世界選手権代表には東山雅也(神通SC、大沢野工高出)、岡本和祥(NTT東日本、八尾高出)が選ばれたほか、世界ジュニア選手権大会の日本代表権を谷井美恵(八尾高3年)が獲得。高校総体では大沢野工男子舵手付きクォドルプルが優勝し、創部以来の悲願を達成した。また、八尾高女子ダブルスカルがアジア日本代表組を退け準優勝に輝いた。全日本選手権でも東山、富山国際大学らが入賞するなど期待通りの活躍を見せた。

 しかし、国体では少年女子舵手付きクォドルプル(八尾高)の3位、成年男子ダブルスカル(東山、済木)の6位と2種目入賞にとどまった。男女総合成績では10位と昨年の6位からさらに順位を落とした。この結果を謙虚に受け止め、来年度に生かしたい。

 今年度もジュニアからシニアに至るまで一貫した指導を神通SCを中核として取り組んだ。中学では楡原中が全国入賞を果たし、大沢野中は入賞には届かなかったものの生徒数が多いことから、活動体制を整備すれば、大きく伸びる可能性がある。大沢野工高の活躍に見られるように、優勝メンバーの主力が全国中学優勝の楡原中であり一貫指導の成果でもある。ジュニア層の育成と普及が今後の発展のキーであり、学校部活動と神通SC役割の役割の確認と連携の在り方を確立していかなければならない。

 シニアにおいては富山国際大学、県外の大学、神通SCを中心として活動しているが、選手不足の状況は解決できていない。今後も苦戦を強いられることは必至である。
 本協会は、2000年とやま国体の後、これからのスポーツ振興の在り方を求めて、先に先駆けて地域総合型スポーツクラブ「神通SC」を立ち上げ、NPO法人を取得するなど、果敢に新しい取り組みをしてきている。だが、現状は模索を重ねている段階であり、粘り強い活動の展開が糸口を開くことになると考えている。このスポーツクラブの大切な活動拠点として位置づけている、「冨岩運河」が使用できない状態になっていることは、当水域が富山駅から近く至便で練習上安全なだけにできるだけ早い使用の再開を願っている。

 

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