とやまスポーツ回顧2005 馬術
                                                     平成17年12月9日(土)北日本新聞

 第60回岡山国体で、成年男子は6段障害飛越で竹田浩志(県体協)が2年ぶり3度目の優勝を成し遂げ、吉田博康(富山乗馬倶楽部)もダービー競技で2000年富山国体以来となる5位に入賞した。成年女子の牧野由紀子(牧野RC)も乗馬馬術のセントジョージ賞典で7位に入賞。竹田宏美(県馬連)もトップスコア競技で6位に入った。少年では牧野真弥(富山一高)が昨年から連続入賞するという成果を挙げた。

 県勢は障害部門で優勝1と入賞2.馬術部門では出場した4種目すべて入賞し、天皇杯は12位、交互杯9位と健闘した。出場した馬は全頭が入賞し、拠点施設での調教が完璧だったことを証明した。本年の成績は各選手、競技会で抜きんでたものはなかったが、各競技で安定した成績を残し、国内ベスト10にランキングされる「馬術富山」に育っている。

 今春は成願寺川馬術競技上を拠点に練習する中学生も活躍した。中野省吾(舟橋中)が岡山県でのリハーサル国体で優勝。水橋美保(雄山中)が大阪グランプリで優勝した。これら中学生は石川県で開催された北陸大会にも上位入賞と活躍し、今後への期待を感じさせた。国体での活躍を待ちたいというところだあ。

 2000年とやま国体から5年。重要課題としてきた常願寺川馬術競技場と県競走馬の有効活用は、管理を含めた体制が整いつつある。今後は、高齢化が進む競技場の対策が必要だ。本年からは「県乗用馬育成競技会」を開き、馬に経験を積ませているものの、一朝一夕では進まないのが現実だ。

 来年は高校生の選手がいなくなり、少年選手層が薄くなる。小、中学校の一貫した指導体制の構築は急務だ。高校では、強化指定校の再指定も重要な条件の一つ。総合型地域スポーツクラブや民間乗馬クラブとの連携をさらに深め、乗馬人口の底辺の拡張と競技力向上を進めたい。

 

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