富山スポーツ回顧 2006 23 アーチェリー
                                                    平成18年12月24日(日)北日本新聞

競技人口拡大が課題

 今年の兵庫国体は成年女子、少年女子が出場。当初の目標には及ばなかったが、青年女子団体4位、女子総合7位という成績を収めることができた。富山のアーチェリー競技は2000年富山国体を機に、全国トップレベルの競技力へと成長してきている。だが、競技力向上を第一に掲げ、強さを追い求めてきた方向を考え直す必要も高まっている。

 課題の一つは、競技人口の拡大だ。少数精鋭という格好がいいが、少ない中でなんとかやっているというのが実況である。どこでもできるというスポーツではないが、競技力の向上を求めるあまり、アーチェリーを楽しもうとする人を遠ざけてしまっているのではないだろうか。
 生涯スポーツであるアーチェリーの特徴を最大限に生かし、さまざまな段階にあるすべての選手が楽しいと思える運営が必要である。地域総合型スポーツクラブなどとの連携を図り、ジュニア層や一般の人々へと選手層を広げていくことで、初心者からトップアーチャーへの一貫した流れを作っていくことや組織としての強化も図れるだろう。
 少年選手の育成も大きな課題だ。各学校に任されている選手の指導をバックアップする意味で、強化選手以外の選手も協会主催の合同練習会などで育てていくつもりだ。各学校とも部員が減少しており、多くの選手の中で、切磋琢磨させることは良い刺激となる。県としての一貫した指導のもと、選手の力を伸ばしていけると考えている。

 自分を高める。人と競い合う。勝つ。それぞれに喜びや思いはあるが、競技を続けるすべての選手が楽しいと思える方向へと向かっていきたい。そうした運営が、長期的には、富山県アーチェリー界の底力になると信じている。

 

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