富山スポーツ回顧2006 23 馬術
                                                    平成18年12月24日(日)北日本新聞

中野(舟橋中)日本オープン優勝

 今年は中学生ライダーの活躍が目立った。中野省吾(舟橋中3年)は第1回ジャパンオープンのアマチュアトライアングル競技で優勝。昨年、大阪グランプリで優勝した水橋美保(雄山中3年)は県大、乗用馬育成協議会などで善戦した。来年から国体で少年選手が登録でき、ブロック国体、本国体に期待できる。
 一方、高校生選手不在で臨んだ兵庫国体は、青年男子6段障害飛越競技で竹田浩志(県体協)が2連覇を逃し、入賞は成年女子の牧野由紀子(牧野RS)の馬場馬術のセントジョージ賞典7位だけにとどまった。天皇杯は昨年の12位から32位、皇后杯は9位から12位とともに下がった。

 少年選手の育成はマイナースポーツにとって死活問題だ。スポーツ専門員を市町村教委に配置するよりも、スポーツ団体や県が推進している地域総合型スポーツクラブに配置することが、競技復興につながると思える。専門員の継続化を望みたい。
 少年選手を増やすためには、小・中学校の一貫指導体制の構築が欠かせない。高校の強化指定校の再指定も重要な案件の一つだ。地の利を生かした高校での馬の飼育も視野に入れながら、地域総合型スポーツクラブとの連帯推進などで、乗馬人口の底辺の拡張を進めていきたい。

 2000年富山国体から6年、重要課題としてきた成願寺川馬術競技上と県競技馬の有効活用は、管理を含めた一貫指導体制として軌道に乗った。だが、国体のために整備した競技馬が年々高齢化しているため、安定した競技力の維持が難しい。競技普及や選手の強化対策も必要だが、競技馬の整備への危機感も高まっている。

 

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