ふるさと風土紀853 富山市山室地区 発展する街とともに11 きらぴか☆スポーツクラブ
                                                     平成19年3月3日(土)北日本新聞

「きらぴか」スポーツできずな強く

 「きらぴか」☆スポーツクラブ―。このユニークな呼称は、山室中部小学校区の体育協会が中心となって設立した総合型地域スポーツクラブの名前だ。2月25日に産声を上げたばかりで、4月から活動を始める。
 「きらぴか」の由来は「汗がきらきら、心もぴかぴか」というキャッチフレーズから。校区の全世帯と同校児童に名前を募集し、応募の中から選んだ。校区外の住民も気軽に会員になれるように、クラブ名にはあえて「山室中部」の文字を入れなかった。

 今年30周年を迎える山室中部小学校区は、富山市内の校区対抗のバレーボール大会で優勝するなどスポーツが盛んな地域。発足当時の体育協会理事長で、現在はクラブの会長を務める大納登さん(68)=同市不二栄町=は「良い成績を挙げて、知名度が低かった『山室中部』の校名をアピールをしようと、スポーツ大会では自然とみんなの力が入った」と振り返る。

 地域の生涯スポーツの受け皿となる総合型地域スポーツクラブは、県内の全市町村で約50団体が活動。富山市内では五福や呉羽地区などで設立されている。「きらぴか」は、平成17年度から日本体育協会の育成指定クラブとなり、設立の準備を進めてきた。
 初年度は幅広い年代でスポーツを楽しめるように太極拳やリズム体操などで初心向けの教室を開き、子どもや高齢者のニーズに対応する。
 バスケットボールや野球などのプロや社会人選手が小中学生を指導する「レベルアップ教室」も競技ごとに年2回開く。クラブマネジャーの石丸純一さん(40)=同市高屋敷2区=は「レベルの高い指導者から学ぶことで、子どもたちの夢を実現させたい」と期待する。

 設立までは育成指定クラブとして受けた補助金などで試行的に教室を開いていたが、今後は会費を基盤に運営する。体育館確保などの課題もあるが、大納さんはクラブの役割の大きさを感じている。「住民同士の交流が少なくなってきている時代だけに、スポーツを通じて地域のきずなを深めたい」
 活動は始まったばかり。今月から会員を募っている。
 問い合わせは同クラブ、電話090(7087)3228。

遠望近信   加藤 恵さん23(東京都西東京市 大学生)
 富山を離れて5年。現在は東京で妹と2人、それぞれの夢に向かって勉強している。わたしは音楽家、妹はスポーツトレーナーを目指している。
 連休などがあれば、必ず実家に帰ってのんびりする。家の窓から見える広々とした田んぼや、その先に見える雄大な立山連峰をみると、ほっとする。
 今まで当たり前に見てきた景色だったので気が付かなかったけれど、東京でつらい時や寂しい時は古里を思い出す。自分を育ててくれた故郷の皆さんや両親に少しでも恩返しができるよう、夢に向かって頑張りたい。    (富山市流杉出身)

 

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