富山風雪賞 一隅を照らす◆5◆ 
                                                      平成18年5月17日(水)富山新聞

金田勝紀氏 五福公園スポーツクラブ「さくら」設立準備委員会委員長

 富山市五福、愛宕、神明、安野屋、桜谷の5小学校区の賛同を得て、総合型地域スポーツクラブの「五福公園スポーツクラブ・さくら」を来年2月に設立します。サッカー、スポーツチャンバラなど複数の種目について、ノウハウを提供する役割を担っていきます。

 教育現場は生徒数減で部活動の学校対抗戦が困難になっている例もあります。中、高年は生きがい、健康づくりのためのスポーツが不可欠です。「さくら」は少子高齢化が進む中、多世代の人たちが、いつでも、どこでも、だれとでもスポーツを楽しめる環境を実現しようとしています。

受益者負担は当然
 今、スポーツに対して意識を変える時期にきているのではないでしょうか。行政側の支援に頼らず、今後は参加者から会費などを集めてクラブを運営する「受益者負担」が当たり前になります。多世代がスポーツに取り組む環境をつくり、子どもとお年寄りがふれあうタグラグビーなどのイベントを開催することで地域内の世代間交流も深まります。
 芝園中時代はサッカー、富山商高では卓球、高校を卒業後、岐阜県内の金融機関に就職し、職場仲間と草野球に興じました。「いろんなものに目を向けよ」という小学校時代の恩師の言葉を守ったつもりです。故郷にUターンして設計士の免許を取り家業を継いでからは愛宕小学校区の体協の世話をしてきました。

監督暦は31年目
 35歳以上の女性のソフトボールチーム、富山セレクトクラブでは監督を務めて31年目を迎えました。親子2代にわたって指導している選手もいます。会社勤めをしていたら、なかなかできない経験です。好きだからこそ楽しんで、スポーツをする人を支えたいと思います。
 現在は富山市体協の理事であり、地域スポーツ委員会の委員長として、市内に10ある地域体協のまとめ役を担っています。ライン引き、賞状の名前書きなど、「この部門はこの人」という適任者がいます。適材適所の裏方起用を心掛けてきました。

 「さくら」は五福公園に隣接する富大や県サッカー協会と連携を取り、県看護協会在宅看護支援センターとは高齢者の体操指導を行うなどの試みを検討しています。生涯スポーツだけでなく、競技性の高い五輪選手などの育成も目的とし、将来はNPO法人化を視野に入れています。

富山市出身、同市の体育協会理事と第5地区体協の会長として愛宕小学校区を中心に地域のスポーツ振興に努めている。富山セレクトクラブの指導にあたり、全日本エルダーソフトボール選手権などの全国大会に9回出場した。富山市神通町1丁目。64歳。

 

戻る