ルックルック土曜 とやまフォト今昔 富山市民プール
                                                    平成20年2月23日(土)北日本新聞夕

移転新築 機能を充実

 富山市荒川の城東ふれあい公園の一角に、ドーム型の富山市市民プールがある。充実した機能を持ち、子どもから高齢者まで利用できる施設として親しまれている。雪の日が続く今の季節も、多くの利用者が訪れている。

 市民プールは、平成11年5月に完成した。同市東中野にあった旧の市民プールが老朽化し、敷地が狭かったこともあり、現在の場所に移転、新築された。移転は、翌年の「2000年とやま国体」の水球会場に指定されたことがきっかけとなった。

 市民プールには、メーンの50メートルプールをはじめ、25メートル、幼児用のプールがある。すべて室内にあり、ジャグジーやスポーツサウナ、フィットネスルームなどの附属設備も充実している。50メートルプールは可動壁で仕切ることができ、水深も変えられるなど、各プールに新しい機能を持たせた。NPO富山スイミングクラブの水泳教室も多く開かれており、年間約26万人がプールを利用している。
 旧の市民プールは、昭和40年に完成した。屋外に50メートル、児童用、幼児用のプールのほか飛び込み台も造られた。年中使える屋内プール(25メートル)は、日本海側では始めての施設だった。オープン時に市職員になり、プールを担当した富山スイミングクラブ会長の東山幸暉さん(66)は、「中も外もプールは人であふれるほどだった」と振り返った。

 古い写真は、53年2月に撮影、本紙朝刊に掲載された。屋内プールで楽しむ子どもが写っており、写真説明に「厳冬の水泳は格別」と書いてある。東山さんは、「子どもたちのために、水位が下がっている」と話し、写真に見入った。
 東山さんは、現在の市民プールの建設にも携わった。「より使いやすい施設にと、利用者の意見も参考にあひて進めた」と言う。昨年4月から、市民プールでは、年末年始を除き休館日を廃止した。田川俊男館長は、「休館をなくしたことで、利用者から好評を得ている。さらに市民や愛好者に喜んでもらえる施設にしたい」と話した。

 

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