県内トップ選手と連携 山室・総合型スポーツクラブ
                                                     平成20年3月30日(日)北日本新聞

 県内で相次いでプロスポーツチームが発足する中、昨年誕生した富山市山室地区を拠点とする総合型地域スポーツクラブ「きらぴか☆スポーツクラブ」(大納登会長)はプロやアマチュアの県内トップ選手を講師とした教室を積極的に開き、注目を集めている。総合クラブの普及率が高く、3つのプロチームを抱える富山県で、両者をうまく融合させ、地元の“人的財産”を有効に生かした運営のモデルをケースとなりそうだ。

 県体協によると現在、県内の総合型クラブは57クラブ、約3万5000人が加入しており、全国トップクラスの普及率。指導は各競技団体の公認指導員が務めるが、ほとんどは地元スポーツ少年団などの指導経験者で、トップ選手を常任講師とするのは珍しい。

 きらぴか☆スポーツクラブは昨年2月に発足し、現在は16教室、約250人が加入している。バスケットボールは競技普及を目指すNPO法人「GROUSES・NET」(黒田祐理事長)と連携し、富山グラウジーズの太田和利選手を講師に招へい。通年教室として活動している。これまで単発教室ながらプロ野球・富山サンダーバーズやバレーボールのKUROBEアクアフェアリーズを招いたほか、4月からは新教室として社会人チームを講師とした小中学生対象の野球塾として開講する予定だ。

 バスケットボール教室に通う高野夏帆さん(12)=山室中部小6年=は「プロの技を身近で教えてもらい楽しい」と話す。23日の富山グラウジーズの公式戦にクラブ員約20人が太田選手の応援に駆けつけるなど、教室を離れた交流の輪も広がりつつある。

 県体協の斉藤美千子クラブ育成アドバイザーは「地域密着を掲げるチーム、受け入れるクラブ、双方にメリットがある。同様にトップ選手を継続的に講師に招くクラブは増えつつあり、運営の新たな形となりそうだ」と評価する。

 きらぴか☆スポーツクラブの佐伯忠司企画運営委員長は「将来はトップ選手を輩出し、指導者として帰ってきてもらえる循環をつくりた。多くの人にクラブや選手を応援してもらえることが地域活性化になると思う」と話している。
 野球塾の入会問い合わせは佐伯委員長、電話090(3296)2420。

 

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