ふるさと風土紀935 富山市五福地区 歴史薫る文教の町8 総合型クラブ スポーツで地域一体
                                                      平成19年6月9日(土)北日本新聞

 夜の五福公園。スポーツ施設「アオイスポーツハウス」に、運動服に着替えたサラリーマンや主婦、高齢者らが続々と集まってくる。五福公園スポーツクラブ「さくら」の会員たちだ。
 ことし2月、アオイスポーツハウスを拠点に、誰でも気軽に参加できる総合型地域スポーツクラブとして発足し、さまざまな教室を実施。会員になっている五福や周辺地区周辺住民が参加している。

 「総合型クラブ」設立の機運が高まったのは2年前。校区ごとに体育協会などが開催していたスポーツ大会参加者が徐々に減少し、「このままでは、住民が楽しめるスポーツの場がなくなってしまう」との危機感が体育協会関係者にあった。

 より広範なエリアで子どもから大人までがスポーツを楽しめる環境を作ろうと、五福、神明、愛宕、安野屋、桜谷の五校区の体育協会の連携し「総合型クラブ」を立ち上げた。
 現在、会長を務める金田勝紀さん(65)らが、会員の勧誘やスポーツ教室の講師確保などに奔走した。金田さんは「設立までに苦労が多かったが、拠点となるアオイスポーツハウスが五福にあったのは大きかった」と振り返る。

 ボクササイズや太極拳、スポーツチャンバラ、ビーチボールなど9つの教室を毎週開催している。一般5千円、高校生と65歳以上4千円、小中学生2千円と年会費が安いことが魅力で、複数教室を掛け持ちで参加することもできる。
 太極拳教室のメンバーで同市有沢の主婦、岡田照子さん(58)は「以前から運動不足と感じ、手軽にできるスポーツを探していた」と話す。同所の会社員、西田昭子さん(63)は「いろいろな人と出会え、仲良くなれた」と喜ぶ。

 5月末現在、会員数は114人。5校区以外の住民も会員となってる。個人、家族合わせて500件の会員登録を目指している。役員らは毎月1回、アオイスポーツハウスで理事会を開き、「教室の種類を増やせば会員が増える」「PRのため、各地区への出前講座を実施してみては」など、 活発に意見を交わしている。
 金田さんは「地域が一体となって支えているのが『さくら』最大の魅力。もっと仲間を増やし、もり立てていきたい」と話している。

 

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