ふるさと風土紀1009 舟橋村 ぬくもりの村を訪ねて6 チャレンジデー 参加意識はぐくむ
                                                      平成19年9月6日(木)北日本新聞

 「やらんまいけ」−。村からの打診に杉田勲村体育協会長が快く答えた。平成18年、村民参加の「チャレンジデー」への取り組みがスタートした。
 村体協25周年と、舟橋文化スポーツクラブ「バンドリー」発足が契機だった。村では聞き慣れない「チャレンジデー」。事務局を務めた村教委の土田聡社会教育係長が「まず、村民への周知から始まった。日本一面積が小さな村としての挑戦でした」と振り返る。

 チャレンジデーは、住民のスポーツ参加率を競う運動。1983年にカナダで始まり、毎年5月の最終水曜日に世界各地で実施されいる。
 国内では今年、北海道から沖縄県まで16市25町5村4地区の92ヵ所が参加。県内では砺波、南砺市と舟橋村が挑戦した。
 ルールは、人口規模がほぼ同じ自治体(地域)同士が、5月の最終水曜日の午前0時から午後9時まで、15分間以上続けてスポーツや運動に取り組んだ住民の参加率を競う。1人がいくつでも運動に参加できる。敗れた場合、相手自治体の旗を庁舎に掲げる。

 村では、体協や体育指導員からなる企画委員会、村内11地区代表を加えた実行委員会をつくった。自治会長会議や体協総会で参加を呼び掛け、老人クラブや企業、保育所、学校にも協力をを求めた。趣旨を理解してもらうため広報やチラシで繰り返し周知を図った。
 おかげで、初挑戦の昨年は参加率が64.3%と、相手の沖縄県座間味村を上回り勝利を挙げた。村の名誉をかけて再挑戦した今年は参加率が57.6%にとどまり、対戦相手の宮崎県諸塚村の92.9%には及ばなかった。
 もう一つの目標が参加率65%以上で獲得できる金メダルだったが、基準を満たさず銀メダルにとどまった。2年連続して参加した樋口実さん(58)=舟橋=は今年も早朝の健康体操から取り組んだ。「新しい住民も増え、参加するうちに顔見知りになるのがいいところ。気軽に参加して参加率も高くなればいですね」と話す。「勝ち負けよりも、村として一つの目標に取り組んだ意義は大きい」と土田係長。実行委では「このままで終われない」と3度目の挑戦へ意欲をみせている。

 

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