子どもたちにプロの技 グラウジーズ サンダーバーズ
                                                     平成24年9月13日(木)北日本新聞

富山 スポーツクラブと連携
 プロのノウハウでスポーツを楽しく。県内のプロ球団選手・スタッフが子どもにスポーツを教えるスポーツクラブ(SC)が、富山市に発足した。レベルの高い指導を実践したいとSC側と、地域貢献を目指すプロ球団側の思惑が一致し連携が実現した。プロ球団が通年指導するのは県内初の試み。新スタイルのSCとして注目を集めそうだ。

 新たに誕生したSCは「NPO法人スポーツクラブ・スマイルパワー」(富山市高屋敷)。子どもたちに体を動かす機会を提供し運動スキルの向上につなげようと、同市の山室中部小学校区にある総合型地域SC「きらぴか☆スポーツクラブ」が中心となって設立した。

 質の高いサービスを提供するためには、専門的な知識を持つ指導者の確保が鍵となる。そこで着目したのが県内のプロ球団。バスケットボール男子・bjリーグの「富山グラウジーズ」、プロ野球・BCリーグの「富山サンダーバーズ」の協力を得て、それぞれの選手、スタッフらがコーチを務めることになった。
 初年度は、さまざまな動きを通じてバランス感覚やリズム感などを養う「スポーツ教室」(小学1・2年、同3・4年)と、チーム結成を目指す「バスケットボール教室」を開講。富山市2000年体育館を会場に、主にスポーツ教室はサンダーバーズ、バスケットボール教室はグラウジーズが担当する。

 スマイルパワーお石丸純一理事長は「プロの人材やトレーニングのノウハウによって、子どもたちが競技性の高い指導を受けられる」と力を込める。今後は、引退したプロ選手の受け皿になることで、セカンドキャリア支援にも取り組む考えだ。
 指導者派遣は、地域密着を掲げるプロ球団にとってもメリットが期待できる。競技人口のすそ野拡大やファンの獲得、さらには将来的な選手育成につながるためだ。グラウジーズの黒田祐社長は「バスケを楽しむ子どもが増えることになれば本当にうれしい。『10年後のプロ選手を育てよう』という気持ちで指導したい」と意気込んでいる。
 問い合わせはスマイルパワー事務局、電話090(7087)3228.

 

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